在留資格「経営・管理」の家族滞在はどのくらいで取れる？

結論から言うと、経営・管理の許可が出たあと、4〜6か月程度で、
配偶者・お子さまの在留資格「家族滞在」を取得できるケースが多いです。
ですが、実務上（特に東京入管）では、非常に慎重な審査が行われる傾向があります。

なぜ時間がかかるのか？

理由は明確で、入管は次の点を重点的に確認します。

✅ 事業が一時的なものではないか
✅ 売上・経費・利益のバランス
✅ 役員報酬の設定状況
✅ 雇用の有無・継続性
✅ 配偶者・家族を安定して扶養できるか

つまり、「事業の安定性」と「扶養能力」が実績として確認できるかが最大のポイントです。

実務でよくあるケース

弊所で扱った案件では、
第1期目の決算が終了するまで、家族滞在が許可されなかったケースが多数あります。

これは、
🌍 開業直後は売上や報酬が不安定
📉 数字としての実績がまだ不足
という理由から、入管側が
「現時点では扶養能力が安定しているとは判断しにくい」
と判断するためです。

実務的アドバイス

✅ 経営・管理申請時点から「将来の家族滞在」を見据えた設計をする
✅ 役員報酬・生活費・家族構成を一体で説明できる資料を準備
✅ 「すぐ呼べる」と誤解せず、中長期スケジュールで考える

配偶者の在留資格別｜家族滞在の審査比較表

比較項目	①経営・管理	②技術・人文知識・国際業務
配偶者の立場	経営者・代表者	日本企業に雇用される会社員
入管の審査姿勢	非常に慎重	比較的スムーズ
審査期間目安	4〜6か月（半年超もあり）	2〜3か月程度
許可率の傾向	状況次第で大きく差	安定して高い
追加資料の要請	多くなりやすい	少なめ
実務上の特徴	決算実績が重視されやすい	書類が整っていれば早期許可

行政書士に相談するメリット

「家族滞在」ビザは、愛と生活を日本でつなぐための大切な在留資格です。
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